設備管理のミニ情報

設備の故障率とは?

一般に、故障率には平均故障率と瞬間故障率があります。

平均故障率は、
平均故障率=総故障数÷総稼動時間
で定義されます。

ある機械が2年間に5回故障した場合、
平均故障率として
5回÷2年=2.5回/年
としても良いですし、時間の単位を換算して、
例えば月単位ですと、
2.5÷12=0.208333・・・ですので0.21として
0.21回/月、あるいは21%/月としてもかまいません。

この単位時間を限りなく0に近づけ、ある瞬間の故障率があるとして
表現したものが瞬間故障率となります。
上記のように、2年間に5回故障があったというデータだけでは
平均故障率を出すことは出来ても瞬間故障率を出すことは出来ません。
故障の時系列、すなわち、どの時点で故障が発生したかのデータを取得することで、
ワイブル分析といった、瞬間故障率を計算するための分析が可能となります。