? メールマガジン2009年02月号|エコニティは低価格の設備管理システム、設備点検システムを提供し、工場や施設の設備管理業務を支援します。

メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2009年2月号
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はじめに・・・

今年はあちこちで「暖冬」の声を聞きます。
北海道で普通は冬、降らないはずの「雨」が降ったりということがあって、か
なり話題になっていたようですが、つい先日も別の地方に行ったときにも
「今年は異常に雪が少ない」という話を聞きました。
地球温暖化であるかどうかはともかく、だんだんと季節感も変わっていくのか
もしれません。
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第15回)
2.「設備管理の匠」のQ&A~その15~
3.「北海道のうまいもん」(第15回)~牧家の白いプリン~
4.エコニティからのお知らせ

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  1.設備情報管理のポイント(第15回)
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前回は、設備管理における「リスクマネジメント」というテーマの中で、
「ランク分け」ということについて詳しくご説明いたしました。
リスクをすべてできるだけ低くしよう、という試みを行っていたら、
際限なくコストがかかる可能性があります。
ですから、どこにコストをかけるべきか、どんな対処をすべきかを判断する
材料がランク分け、ということになります。
ランク分けと言っても難しい話ではなく、設備管理業務でよく行われている
「重要度」をつける、ということとほぼ同一です。
ただ、できるだけ客観的な基準を考えた方が、後々の管理は容易になります。
と、このような話をさせていただきました。

今回から、それを受けてランク分けしたリスクをどのように取り扱うか、
ということについてご説明いたします。

それでは、ランクの高いリスク対処に高い予算を計上しましょう、という話な
のかといえば、必ずしもそうではありません。
というよりも、リスクに対して漠然とコストをかけても仕方のない話です。
「どんな対策を講じるか」ということが重要です。
そのため、リスクにどんな対策をとることができるのか、分析する必要があり
ます。

もともと、ここで使っている「リスク」とは何のことかと言えば、

「設備トラブル(一般用語で言えばリスク要因ということになります)
に起因する損害が発生する可能性」

ということでした。
従って、リスクをさらに細かく分解していくと、個々の設備トラブルに結びつ
きます。
結論から言えば、「リスクに対する対策」とはこの設備トラブルに、対策を
講じていくということです。
対策を検討するためには、まずリスクを個々の設備トラブルに落とし込んでい
かなければなりません。

ただ、ある損害に対してその設備トラブルが単独のものであるのか、
それとも複数のトラブルが重なり合って損害につながるのかは、
内容によって様々です。
例えば、

・ある機械の一つの部品が壊れて修繕費がかかる

という損害(修繕費)に対するトラブルは、「一つの部品が壊れる」というこ
とに特定できます。
しかし一方で、

・機械のトラブルで、ある事故が発生し損害が出る

という損害は、それは単に一つの機械のトラブルなのか、それとも複数の
トラブルが重なりあったために発生したのかは、容易にはわかりません。
さらに、個々の機械トラブルが発生する理由も様々です。
つまり複合的に色々な要因が重なり合っているわけです。

そうした点を詳しく分析するためには、さまざまな手法があります。
例えば

・FTA分析(Fault Tree Analysis)

という方法が有名です。
系統樹を使って問題事象の分析をする方法です。
(多少、専門的になるために概略の解説は、一番最後に付記しておきます。)

こうした分析手法を使って設備トラブルを細かく検討していけば、
その後の対策について、非常に検討しやすくなります。

とは言え、通常、こうした分析手法を使ってまで、手間と時間をかけて分析を
進めていくことはなかなか難しいものです。
現実的には、

「リスクは複合的な設備トラブルから成り立っている」

ということを念頭に置いた上で、

・リスクの原因となる設備トラブルを直感的にできるだけリストアップする
・設備トラブルを解消する対策をある程度イメージして、具体的にイメージ
できなければ対策がイメージできるレベルまで、さらに細かく設備トラブルを
検討する

といった、簡易にできるやり方での分析になると思います。

今回、問題としているのはリスクに対して「どんな対策をとるべきか」という
ことなので、結局、対策がある程度イメージできるレベルに落としこめるかが
、最も重要です。
細かく検討しても結論はそれほど変わらない可能性があります。

ランクが上位のリスクのみ、分析手法を使って細かく検討していくという
やり方をとれば、さらに有効かもしれません。

今回は、対策に移る前の設備トラブル(リスク要因)についての検討について
の話だけで字数が尽きてしまいましたが、次回以降もう少し詳しく、
対策の検討法についてご説明します。

■FTA分析について************************
これは、問題事象(リスク)を頂上において、その発生要因をリストアップ
しながら、上位の要因に下位の要因をつなげて、系統樹のような形を作って
いく方法です。
日本語では「故障の木解析」と呼ばれることもあります。

例えば、

・機械のトラブルで、ある事故が発生し損害が出る可能性がある

という例を考えると、
「事故」とトップ事象として、その事故の直接の原因となる単独、または複数
の「機械トラブル」という事象をその下の階層に配置します。
さらにその「機械トラブル」の原因となる例えば「部品の故障」という事象な
どをその下の階層に配置します。
こうして、原因を細分化できなくなる「基本事象」まで階層を構成していきます。
なお、上位の事象に対して、下位の事象が複数つきますが、その上下の事象は

・下位の事象がすべて発生したら、上位の事象が起こる(and)
・下位の事象のどれかが発生したら、上位の事象が起こる(or)

こうした論理演算によってつながれていきます。

この方法によって、問題の系統を体系的に確認できるばかりではなく、
基本事象の発生確率がわかれば、問題事象の発生確率まで計算することができる、
という点で優れています。

詳しくは専門書等をご覧ください。
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  2.「設備管理の匠」のQ&A~その15~
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このコーナーでは「設備管理の匠」によく寄せられるご質問や、上手な使い方
について解説します。

【Q1】
「設備管理の匠」で部品・予備品の管理をすることはできますか?

【A1】
「設備管理の匠」には「部品・消耗品」の管理機能があって、ある程度部品や
予備品の管理ができます。

・「部品・消耗品」の詳細情報を入力する
・棚卸在庫数を入力する
・適正在庫数を入力する
・機器ごとに利用した数を入力する
・現在在庫数、ならびに適正在庫割れの確認ができる

主に以上のような機能を備えています。
ただ、非常に簡易な機能なので、あまり細かい管理は行っていません。
例えば、

・期間在庫数の集計は行っていない
・在庫金額の集計は行っていない
・複数の在庫場所がある場合の管理を行っていない

オプションでこれらの管理をしているものもありますので、
詳しくはお問い合わせください。


~~何か取り上げて欲しい質問がありましたらメールでご連絡下さい~~

「設備管理の匠」についてはこちらをご覧下さい。

http://www.econity.co.jp/takumi.html


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  3.「北海道のうまいもん」(第15回)
                 ~牧家の白いプリン(牧家)~
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今回は「牧家の白いプリン」を紹介します。

白いプリンは北海道ではいくつも販売されていますが、見た目のインパクト
では「牧家の白いプリン」がNo.1かと思います。

真っ白な色は牛乳をふんだんに使った北海道らしさが表れていて、卵の様な形
は懐かしい「た○ごアイス」!?と思わせる外観です。

気になる食べ方は、まずはお皿の上にのせて、先の尖った爪楊枝のような物で
プスっと刺すと、風船が割れてプルンと出てくる仕組みです。
これは有名な「ま○もようかん」の羊羹を食べる要領と同じですが、
何度やってもちょっとした感動があるものです。

食感はモチモチしていて、濃厚なミルク味で余計な味はなし!!

それから別包装カラメルソースをお好みに合わせてかけます。

カラメルをかけるとまた違った味でおいしいのですが、
まずはソースをかけないで食べてから
次にカラメルソースをかけて食べる事をオススメします。

通常4個入りですが一気に食べられそうなのでお気をつけ下さい。

見て楽しく、割ってちょっと感動・・・食べて美味しいプリンでした。

新千歳空港などでも販売している有名商品ですが、
通信販売の取扱もありますので下記ホームページもチェックしてみて下さい。

<<株式会社牧家(ぼっか)>>
ホームページ:http://www.bocca.co.jp/


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  4.エコニティからのお知らせ
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■点検管理システムの特集(その1)

大変遅れていましたが、今度の4月より「点検管理システム(仮称)」をリリ
ースいたします。
現在ベータ版を作成済みで、一部のお客様でテスト運用を行っています。
今回と次回、このシステムの内容について、少し詳しくご案内させていただき
ます。

☆システムの概要

「設備管理の匠」のオプションになります。
ですから、「設備管理の匠」があることが前提と考えてください。
「設備管理の匠」では、保全・故障の履歴を入力できますが、
個別の点検項目についてデータの管理をすることはできませんでした。
今回の点検管理システムでは、「設備管理の匠」で管理されている機器に連動
して、点検項目を作成し、点検の測定値などを管理することができます。
その構成は、

・PC上で動く本体ソフトとデータベース(標準はAccess形式のファイル)
・PDAソフト

の二つに分かれています。

つまり、

・PCでマスタ作成→PDAで点検実施→PDAからPCにデータ取込

という使い方になります。


☆システムの主な特徴

・「設備管理の匠」で作成した、分類マスタ、機器情報などをそのまま利用で
きます。
・点検で発生した「異常」データを、自動的に「設備管理の匠」のメンテナン
ス履歴に反映させて、確認することができます。
・PDAで簡単にデータの入力が可能で、数値、選択肢などの入力設定が
ユーザー側で自由に設定できます。
・PDAはWindowsCE5.0、WindowsMobile5.0以上が入っていれば動作可能ですので
、既存のPDAがある場合でも活用できます。(弊社からハード込みでご提供する
こともできます。)
・取り込んだデータは、一覧表からCSV出力できるほか、グラフ化することが
できるため、傾向管理に利用可能です。
・予定を設定すれば、自動的に点検予定も表示できるようになっています。

☆動作環境
・本体ソフト:Windows2000、XP、Vista、(Windows Server)が入っているPC
・PDAソフト:WindowsCE5.0、WindowsMobile5.0以上が入っているPDA

個別の機能については、次回またご説明いたします。
なお、デモンストレーションは随時受け付けています。
原則として今のところ、ご希望があれば日程調整の上、お伺いいたします。
また、資料については申し訳ありませんが、ご希望の場合には3月中旬からの
発送となります。(今のところ、試用版は準備しておりません)

また、HPページの準備は間に合わず、3月に公開する予定です。(申し訳ありま
せん)


■デモンストレーションの対応について

エコニティでは、「設備管理の匠」デモンストレーションの依頼に随時対応し
ています。
ご希望の方はご連絡下さい。

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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