? メールマガジン2011年11月号|エコニティは低価格の設備管理システム、設備点検システムを提供し、工場や施設の設備管理業務を支援します。

メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2011年11月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第47回)
2.エコニティからのお知らせ
3.編集後記
(「北海道のうまいもん」は今回お休みです)

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  1.設備情報管理のポイント(第47回)
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前回も「5)(データ)収集の手続きを決める。」というテーマで話をさせて
いただきました。
データ収集を行うのに有効なのは「自然な形で業務に溶け込ませる」というこ
とです。これは、何も特別なものではありません。
多くの方が、保全活動に伴って、「保全報告書」「故障報告書」「日報」「月
報」などを作成していると思います。
これは意識していないかもしれませんが、実はデータ収集活動の一種です。
ですから、これをデータ蓄積・管理のプロセスに載せてしまえばデータ収集が
できることになります。つまり、

◎既存の業務に組み込んでデータ収集を手続き化する

ということです。

もう一つ考えられる、データ収集のやり方は

◎新たな業務活動の一環に組み込んでデータ収集を手続き化する

ということです。
これは、報告会、報告書などアウトプットを決めたり、何かデータインプット
をする理由付け(大義名分)を作るという考え方です。

このように業務の中にデータ収集を組み込んでいくことで、スムーズにデータ
の蓄積を行うことができます。
とこのような説明をさせていただきました。

今回からは「利用の手続きを決める」ということをご説明いたします。
「利用」、というのは「データをどのように使うのか?」ということです。

「データが集まったら、人によって自由に使えばよいのでは?」

このように思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かにデータが十分に集まったなら、人によって(部署によって)思いもよら
ないような素晴らしい活用方法を生み出す可能性もあります。

その一方で次のようなことが、よくおこります。
例えば、設備管理システムを導入している場合を考えてみましょう。

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【Aパターン】
設備管理システムの操作方法もある程度覚えて、データもある程度たまってき
た。しかし、たまったデータを利用しようとすると

「どのように使ってよいかわからないです。」

という話が出ることがあります。
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【Bパターン】
インストールをして各自に任せて運用をしていたところ、思い描いていた利用
法ではなく、検索したデータをCSVで出力し、そこから自分が必要な資料の作
成のために利用しているということもあります。
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【Aパターン】は利用が「できない」わけなので、明らかに問題です。
しかし、【Bパターン】は問題なのでしょうか?

一般論で言えば、入力したデータが役に立つなら問題なさそうです。
むしろ、現場に即した使い方ということで推奨するところもあるかもしれませ
ん。
それでも、【Bパターン】は問題なのです。

思い出してみてください。

設備情報管理の進め方のなかで、最初にやることは何だったでしょうか?
それは「目的」を決め、「仮説」を立てることです。
ところが、【Bパターン】はその「目的」や「仮説」を意識していないので、
そこからずれているかもしれません。

逆の言い方をすれば、少なくともここでご説明している設備情報管理の進め方
では、データ利用とは「目的」と「仮説」を前提にしているということなので
す。
つまり、仮説に沿った形でデータ利用を進めることが必要です。

決して、【Bパターン】で出てきた利用方法が悪いということではありません。
この後の段で出てきますが、この情報管理を進める上では「レビュー」つまり、
目的を達成できたのか検証することが、非常に大事です。
しかし【Bパターン】では仮説を満たすことができたのか検証がやりにくくな
り、結果としてデータを使って何をやりたいのか、ということが非常にぼやけ
てしまうのです。

情報管理の観点で言えば【Bパターン】が本当によいデータの利用方法であれ
ば、【Bパターン】をベースにあらためて目的を決め、仮説を作る・・・とい
う一連のプロセスを実行したほうがよいということになります。

ちょっと面倒な考え方ですよね。

ただ、設備情報管理とは

・設備に関する様々な情報を、「利用できる」状態にするためのやり方

と定義しました。
つまり、ここには誰もが情報を利用して、一定の効果を上げるという考え方が
含まれています。
どんなよいやり方でもそれが属人的なものではあまり意味がありません。
ですから、こうしたプロセスを経ていくことも、面倒なようですが大切なので
す。

もちろん実際の運用では、仮説に沿った使い方すると言っても、そんなに「キ
レイ」にいかないことは多々あります。
ただ、それならそれで何が問題なのか、プロセスをレビューして改善する、と
いうサイクルに載せることもできます。
利用が属人的では、うまく運用できているのか検証することも難しいのです。

「利用の手続きを決める」ことは言い換えれば、仮説に沿ってデータの使い方
のルールを決めるということです。
使い方のルールを決めることによって【Aパターン】【Bパターン】といった
人による利用のバラツキの問題を回避できるのです。

では、手続きを決めるときに注意すべきことは何でしょうか?

次回ご説明したいと思います。



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  2.エコニティからのお知らせ
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今回は、エコニティからのお知らせ、今回も増量版です!


■展示会について

もう間近!になってしまいましたが、11月16日~18日に展示会に出展いたしま
す。

場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東5・6ホール
時間:10:00~17:00
エコニティのブース:5C-10 

http://www.jma.or.jp/next/index.html

ホームページより参加申し込みを無料で行うことができます。
設備管理のトレンドを把握できる展示会だと思いますので、お時間があれば是
非ご来場ください。

会場では、

・無料の試用版、資料を配布いたします
・新たな商品、その他まだ商品化されていない新たな取り組みについてもご紹
介いたします。
・個別に設備情報管理のご相談がある場合には承ります。
「設備管理の匠」の購入が前提でなくてもかまいません。

もし、お時間があるようでしたら是非ご参加ください。

■ホームページのリニューアル

先月、10月下旬と申し上げましたが遅れに遅れてしまいました。
申し訳ありません。
臨時で告知するつもりが、通常のメールマガジン発行時期にも間に合いません
でした。(ホームページができてからと思っていたらメールマガジン発行自体
がすっかり遅れてしまいました。)

http://www.econity.co.jp/

ホームページのコンテンツ自体は、それほど大きな変更はなく、その意味では
マイナーチェンジです。
ただ、新たに次のような内容を充実させています。

1)「設備管理のミニ情報」というページを追加しました。(サイドメニュー
からご覧いただけます)
主に設備の情報管理の用語集情報を中心に、ちょっとした役立つ内容を掲載し
ています。
現在はまだ十数個ですが、今後随時増やしていきたいと思っています。

2)「点検管理の匠」情報を充実させました。
今回、「点検管理の匠」のコンテンツを少し増やして、メニューも加えました。
「点検管理の匠」は価格体系も変更しています。
(詳しくは以下で書きたいと思います)

また、今まで更新頻度はそれほど高くありませんでしたが、「設備管理のミニ
情報」「よくあるご質問」を中心に、随時コンテンツを増やしていきたいと思
います。


■新たな商品と試用版について

先月告知しました通り、順次オプション商品を投入していきます。
今後随時紹介していきますが、まずホームページに掲載したのは、帳票作成オ
プションです。

◎帳票作成オプション

これは、「保全・故障報告書作成機能」(設備管理の匠のオプション機能です)
と「点検報告書作成機能」(点検管理の匠のオプション機能です)の二つを
準備しています。
それぞれお客様が設備管理の匠、点検管理の匠のデータと連携させてExcelで
任意の報告書、点検報告書を作成・出力できる機能です。
今お持ちの報告書をベースに出力することも可能です。

もしご興味をお持ちいただけるようであれば資料をお送りいたしますので、
ご連絡ください。また、お試し版として使うこともできるので、もし「試して
みたい」という方もご相談ください。

ホームページもご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/option.html#OP1



◎点検管理の匠の変更

点検管理の匠についても少し内容を変更しています。
これまで、「設備管理の匠」+「点検管理の匠」という構成にしていましたが、
点検業務の改善を中心にお考えになっているお客さまに向けて、

・「点検管理の匠」(簡易設備管理システム付き)

をPDAソフト付きで298,000円(税別)でご提供するように致しました。
(PDAソフトなしの場合には253,000円です。)
設備管理の匠のオプションとしてご利用する場合には従来通り198,000円です。

簡易設備管理システムは、「設備管理の匠」から、部品管理機能、保全サイク
ル機能、関連図書機能、保全サイクル機能、関連ファイル機能、統計機能が除
かれた、点検管理用の設備管理システムです。
(設備管理の匠へのアップグレードも可能です)

もしよろしければホームページもご覧ください。

http://www.econity.co.jp/tenken/


◎各オプションの試用版ご提供

各オプションの一部について、試用版でご確認いただけるようになりました。
・お知らせメール送信機能
・在庫管理表機能
・レイアウト管理機能
もし、ご興味のあるお客様がいらっしゃいましたらメールでご連絡ください。

takumi@econity.co.jp


◎今後のリリース予定

・運転時間管理オプション
機器の運転時間の管理を強化するオプションです。
外部からのデータ取り込みや、メンテナンス履歴、部品の入出庫履歴と運転時
間を連動できるようにしています。

・施設データ管理オプション
機器を設置する施設(建物)の基本情報や関連ファイルを管理できるようにし
たオプションです。
例えば建物自体の広さ、竣工年、写真などを管理することが可能です。

リリース準備が整いましたら、ホームページとこのメールマガジンでお知らせ
いたします。


■保守サービスの見直し

ホームページ上に掲載しておりますが、保守サービスを「サポートサービス」
として改組しています。
これまでと価格体系を変えて

・安心サポートサービス
・簡易サポートサービス

に分けました。
安心サポートサービスは、万一のときのため訪問サービスを組み込んでいます。
簡易サポートサービスはその分若干料金を抑えました。

また、これは12月頃からになると思いますが
「サポートサイト」をリリースします。

このサポートサイトでは、運用上の詳しい情報の提供、ニュースの配信、最新
版のダウンロードなどをできるようにする予定です。

ホームページ上にも情報を掲載していますのでご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/support.html


■デモンストレーションの対応について

エコニティでは、「設備管理の匠」デモンストレーションのご依頼に随時対応
しています。
ご希望の方はご連絡下さい。

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

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  3.編集後記
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まず、発行が大変遅くなったことをお詫びいたします。
ホームページのリニューアルにあわせて発行しようと考えていたところ、細か
い内容の手直しが入ってしまいリニューアル自体が遅れてしまいました。
申し訳ありません。

さて、明日から展示会です。
色々な方々にお会いできるのも大変楽しみですが、設備管理のトレンドをある
程度把握できるのも非常に魅力的です。

来月のメールマガジンでその内容をできれば報告したいと思いますのでご期待
ください。


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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