? メールマガジン2012年03月号|エコニティは低価格の設備管理システム、設備点検システムを提供し、工場や施設の設備管理業務を支援します。

メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2012年3月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第51回)
2.「北海道のうまいもん」(第48回)~まるごとイカ焼煎餅~
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記


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  1.設備情報管理のポイント(第51回)
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前回は、設備情報管理を進める手順の中で、「8)レビューを行う。」につい
てご説明してきました。

レビューを行うといっても、「設備情報管理」は「手段」であって「目的」で
はないということを忘れてはなりません。
レビューの最終的な対象は、

「設備情報管理がうまくいっているか?」

ということではなく、

「目的が達成されたのか?仮説が正しかったのか?」

ということです。

ただ、目的が達成されたのかをいきなり評価するのはなかなか難しいため、段
階を分けてレビューしていきます。それが、

第一段階が、「手順の評価」。
第二段階が「目的と仮説」の評価です。

「手順の評価」では一般的に2つの評価対象、そして3つの事項について検証
が必要です。
一つ目の評価対象は、

・データが的確に収集されているか?

ということです。

こうした内容をご説明してきました。

さて今回は前回の続きです。
二つ目の評価対象は、予想がついていると思いますが、

・情報(データ)を的確に利用できているか?

ということです。
利用ができているかは、データ収集の状況にもよります。
データ収集の評価と違って、ある程度データ収集が進んだ段階でなければ評価
ができません。
ただ、ここでは利用できる程度はデータが収集されているということを前提に
します。

具体的に何を評価するのかと言えば、

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■収集したデータが利用されているのか?

データを収集しても、そのデータが使われていないことも頻繁にあります。
まずはどの程度の頻度で利用しているのかを確認し、利用度合いを評価します。

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■定められた方法で利用されているのか?

データを利用しているとしても、当初定められた手続きに従って利用されてい
るとは限りません。
想定している利用方法でどの程度利用されているのかを評価します。

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なぜ、定められた方法での利用されているか、評価が必要なのでしょうか?

「利用頻度が高ければ、自由に使ってもよいのでは?」

こうした声も聞こえてきそうです。
データを使うことそのものが目的ならそれでも構わないでしょう。

ただ、繰り返しになりますが設備情報管理は手段で、目的は別にあります。
目的に沿って仮説を作り、手順までブレイクダウンしています。
そのため、利用が「定められた方法」から逸脱していた場合、最終的に仮説が
正しいのか検証できない可能性が出てきてしまうのです。

さて、2つの評価対象を評価して、完全でないまでも満足できる結果ならばま
ずはよいのですが、評価が低い場合は問題です。
つまり、

・データ収集ができていない
・利用が進んでいない

ということです。
レビュー時にはこれらについて「原因の抽出と検証」が必要なのです。
つまり、

◎データ収集ができない原因
◎想定通りの利用が進まない原因

これらを探り出し、それが本当に原因になっているのかをレビュー時に確認
(検証)します。
原因が特定されたらその解決法を考えて、手順を見直します。

つまり、このようなプロセスになるのです。

1)評価対象の評価が低い原因抽出と検証
2)解決策の検討
3)運用手順の再構築(設備情報管理手順の3)~7)の見直し)
4)運用
5)レビュー

これを繰り返し、評価対象について満足がいく評価を目指します。

この2つの検証ポイントの他にレビューで、もう1つ検証しておくべきことが
あります。

◎運用によって派生した問題に対する原因

です。
データ収集、利用状況という評価対象に対して満足できる評価が得られても、
もしかすると他の問題が発生しているかもしれません。
例えば、設備情報管理を運用したことで、著しくコストが増えたり、他の作業
の時間を圧迫して業務に支障をきたす、などなど。
ですから、レビュー時には派生する問題がないかも確認し、問題があった場合
にはその原因について検証しなければなりません。

そして、これも他の検証項目と同様に、

1)問題の原因検証
2)解決策の検討
3)運用手順の再構築(設備情報管理手順の3)~7)の見直し)
4)運用
5)レビュー

というプロセスで解消を図ります。

「手順の評価」では、このようなサイクルを繰り返し、2つの評価対象の評価
を満足できる水準に近づけていきます。

なぜこのような、一見すると面倒なプロセスが必要なのでしょうか?

目的を満たすために立てた仮説とは、

「ある一定の条件がそろったら、目的の達成につながる」

ということです。

「ある一定条件」とは3)~7)の手順が、ある程度実現されることです。
ですから第一段階で「手順の評価」をしなければなりません。

もし、「手順の評価」をしなければ、目的が満たされていない場合に「仮説」
に問題があるのか、「手順」に問題があるのかわからなくなるのです。

なお、「手順の評価」の段階で評価が十分な水準に至らなかったり、派生する
問題を解消できない場合には、その時点でもともとの「仮説」に何か無理があ
ったのではないか、ということになります。

ということで、次回、レビューの最終回として「「目的と仮説」の評価」につ
いてお話ししたいと思います。


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  2.「北海道のうまいもん」(第48回)~まるごとイカ焼煎餅~
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今回は「まるごとイカ焼煎餅」を紹介します。

数年前、函館金森倉庫へ行った時に引き込まれるように寄った「函館いか煎屋」

券売機でチケットを買ってお店の人に渡すとその場でイカを煎餅にしてくれる
というお店です。出来立ての温かい煎餅を食べたのは初めてで、とても美味し
かったのを覚えています。

そして今年、札幌雪まつり期間中の2月にデパートの催事場で初の実演販売が
あるということで行ってきました。

「まるごとイカ焼煎餅再び」

催事場へ行くと一角にブースを囲むような行列を見つけました。
待っている間には原料や作り方の説明書きやガラス越しに煎餅つくりを見なが
ら食べる前の予習をして(プシュー&ボンボンという結構大きな音や開いた生
のイカが信じられないほどペッタンコの煎餅に変わる製造工程を見ているのも
案外楽しいものです。)60分ほど経過・・・

ちなみに原料は「函館のイカ」「十勝産のジャガイモのでんぷん」「南茅部か
ごめ昆布醤油」ということで素材へのこだわりと味付けが南茅部かごめ昆布醤
油のみというシンプルさには驚きました。

お持ち帰り用に袋詰めしてくれたのですが、袋に入らない部分はハサミでカッ
トされてしまいその部分も食べたかった私にとっては少々残念でした。

パリッパリしていて自然な味、出来立ては特に美味しいですよ!

今回はイカのみの販売でしたが、函館のお店ではエビやホタテもあるようです。
金森倉庫へお越しの際は立ち寄ってみてください。


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  3.「設備管理の匠」Q&A
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Q.
「設備管理の匠」で使われている項目の名前が、自社で使っている用語とそぐ
わないことがあるが、対処可能か?
Q.
入力したデータが「設備管理の匠」で表示されている一覧表などの表示項目に
反映されていないが、対処可能か?

A
以前も、この問題を取り扱うことがありましたが、最近また質問を受けたので
また記載したいと思います。

「設備管理の匠」では、まずほぼすべての項目について項目名の変更ができま
す。
例えば

「整理番号」→「機器番号」
「設置大分類」→「棟名」
「メンテナンス内容」→「保全件名」

こうした変更ができます。

試用版の段階でも、ご要望があれば変更も可能なので、ご相談下さい。


一覧表などの表示も変更可能です。
いま、「メンテナンス情報」の一覧は入力された項目がすべて表示されていま
せん。(これは表示スピードの関係もあります)
「メンテナンス情報」の場合「メンテナンス履歴」で入力されているすべての
項目は一覧表示の対象になります。表示順も変更可能です。

同様に機器台帳の基本情報を表示する「機器共通情報」(ツリーのある画面の
左上部の部分)も、「機器マスタ登録」の入力内容であればすべて表示するこ
とができます。
ただし、項目が多い場合、画面上にスクロールバーが付きます。

詳しくは担当までご相談ください。


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  4.エコニティからのお知らせ
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■ご導入前のデータ作成について

最近、
「導入前だがサンプルデータを作成してもらえるのか?」
というお問い合わせが増えています。

お出ししている試用版はあくまでもサンプルです。
御社の管理形態やデータに合わせて項目名を作成し、Excelの一覧表のデータを
いただければ、40台程度までの範囲であれば御社用のサンプルデータを作成
いたします。

詳しく聞きたい方はお問い合わせください。


■デモンストレーションの対応について

エコニティでは、「設備管理の匠」デモンストレーションのご依頼に随時対応
しています。
ご希望の方はご連絡下さい。

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

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  4.編集後記
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もうすぐ、東日本大震災から1年がたちます。
多くの方が亡くなり、それ以上に多くの方の生活が変わり、そして日本中のど
んな人に対しても大なり小なり影響があり、それは今でも続いていると思いま
す。
ある意味で、その影響が日常になってしまったものもあります。
しかし個人的には、その日常と非日常の間には極めて薄い壁しかないというこ
とも、心のどこかで感じているように思います。
ただ、人間には将来は見通すことはできないので、月並みですが、前向きに少
しでも明日に希望を持ちながらやっていきたいと思っています。
改めて、犠牲者の方のご冥福をお祈り申し上げるともに、色々な意味で、日本
の人々がよりよい環境に向かうことを心から願っています。


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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