メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2012年11月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第58回)
2.「タブレットPC版点検管理の匠」機能追加とモニターキャンペーン
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記


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  1.設備情報管理のポイント(第58回)
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前回は「設備情報管理のメリット」というテーマの中の、「情報へのアクセス
の改善」ということについて説明をしました。
まずは、わかりやすくご説明するため、「コピー作業にともなう情報管理」と
いうことを例に挙げました。

「コピー」は非常に単純な作業ですが、コピーの量やエラー回数など作業に伴
う何らかの情報は出てきます。
もし、その情報を覚えておかなければならないとしたら、どうでしょうか?
回数が増えたり、複数の人が作業したり、ということを考えると、それを頭の
中で覚えておくのは非常に困難です。
また、その都度メモを取っていたとしても、そのメモの管理方法がはっきりし
ていなければ、時間がたつとメモがどこにあったかがわからなくなってしまい
ます。

このように、非常に単純に見える作業でもその情報を人間の頭の中だけで処理
するのは難しいことです。
そのため、「情報管理」というルールが必要になるのです。
言い換えると情報管理のメリットの本質は、「ルール」によって「忘れる」こ
とをいかに補えるかという点だと思います。

このような内容をご説明してきました。

さて、今回は、前回の内容を踏まえて設備管理業務の中で、どのように「情報
へのアクセスの改善」が期待できるか、ご説明します。

お客様のところにお伺いすると、ときどき、こんな話を聞きます。

「この機械については、○○さんに聞けば大概の事はわかるよ」

その業務の機械について本当に熟知しているスーパーマンのような方です。
しかし、そのような方でも全ての機械について細かく把握しているかとなると、
なかなか難しいと言わざるを得ないと思います。
過去の作業状況、必要な部品、メーカー・・・。

「大体こんな感じだった」

ということはわかっていても、詳細は何かの資料を調べるということがほとん
どです。

ましてや、経験が十分でない方はどうでしょうか?
非常に大変なことは容易に想像がつきます。
もしかすると、どのように調べたらよいかすら、見当がつかないこともあるか
もしれません。

私自身がお客様を訪問してお伺いした中には、こんなお話がありました。

◎実例1
部品の交換をしなければならない場合、その交換頻度が少ないと、そもそも適
合する型番がわからない。
そのため、該当機械の図面などを引っ張り出して調べているが、それがわかっ
ても、該当型番の部品が在庫があるのか、ありそうだとしても、在庫が実際ど
こにあるのか探すのに非常に時間がかかっている。

◎実例2
故障が発生した場合、過去の記憶で似たような故障が前に発生したはずだ、と
直感的に思い当たる。
しかし、それが実際にいつ発生して、どのように対処して、どんな結果になっ
たのか、はっきり思い出せない。
資料を探してもなかなか出てこないので、結局手探りで対処するが、過去にと
った方法との整合性が取れているか判断もできにくい。

◎実例3
設備に問題が発生した際に、検討の結果、初期状態から基準値の変更を行った。
ところがその記録が残されなかった。
そのため、また別の問題が発生し、該当設備調査した際に、基準値が変更され
ている理由がわからず、初期状態に元に戻してしまった。

◎実例4

書庫に過去の図面が保管されているが、各担当者が勝手に持って行ってしまう。
そして、別の場所に置き忘れてしまう。
当然、別の人が書庫にあるはずだと思って図面を取りに行っても見つからず、
延々と時間をかけて図面探しを行うことになってしまう。


◎実例5

翌年度の設備メンテ計画と予算申請を行う際に、だいたい当該年度、前年度の
資料を基準にしている。
ところが、今年何をやったのか、それにいくら費用がかかったのかという記録
が、会計上の伝票からしか追うことができない。
そのため、毎年一定の時期になると過去の伝票を引っ張り出して、データを
Excelに打ち直して計画の資料を作成している。


これは、全て私達がお客様からお伺いしたことがある内容です。
そして、それぞれ「情報へのアクセス」に起因する問題と言ってよいと思いま
す。
つまり、情報がどこにあるのかがわかり、それがすぐに取り出せる状態であれ
ば解決できる問題です。
だからこそ「設備情報管理」によってメリットが得られるのです。
情報管理をするということは、

・設備の情報がどこにあるのかわかるようにする
・設備の情報をすぐに取り出せる状態にできるようにする

これらがルール化されている、という意味だからです。

実際には、どんなご担当者様も、そのことは薄々気付いていると思います。
しかし、わかっていても、できない、ということも多いと思います。

なぜでしょう?

一つは本当に効果が得られるのか、十分確信が持てないのではと思います。
メリットと言っても、漠然と

「担当者が便利になりそうだ・・」

という、定性的な感覚でとらえているのではないでしょうか?

そうではなく、これは定量的、つまりコストの問題です。
逆に言えば、コストの問題としてとらえなければ、本質的なメリットが見えて
こないのです。

そのことを、次回ご説明したいと思います。


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  2.「タブレットPC版点検管理の匠」機能追加とモニターキャンペーン
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先月、このメールマガジンでもご紹介した通り、「タブレットPC版点検管理の
匠」をリリースし、キャンペーンも併せて実施したところ、大きな反響をいた
だきました。まことにありがとうございます。

さて、今月も「タブレットPC版点検管理の匠」についての、ご案内をさせてい
ただきます。
お客様からのご要望もあり、今月、新たに機能を追加しました。
それは、

◎関連ファイル(画像ファイル)との連携機能

です。
「設備管理の匠」には「関連ファイル」という機能があります。
機器台帳にファイルを登録し、開くことができる機能です。

今回、その関連ファイルと「タブレットPC版点検管理の匠」を連携させました。
以下のURLにも概略を記載しています。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html


具体的には以下のような使い方を想定しています。

 1)機器台帳の関連ファイルに、点検・検針個所の図面や
   点検・検針方法を示した写真などの画像ファイルを登録

 2)タブレットPCに1)で作成した画像ファイルを転送する。

 3)「点検管理の匠タブレットPC版」を使って巡回する際に、
   必要に応じて転送した画像ファイルを開いて、場所や内容を確認する。

点検作業中に図面を確認したいと感じることも多々あると思いますが、この機
能によりそうした確認作業が容易になります。
そのため、作業の効率化、特に点検・検針作業に不慣れな人への支援が期待で
きます。

こうした機能を含めて、タブレットPCの点検作業での活用は、紙はもちろん
PDAと比べても優れた面があります。
そのため、点検業務の大きな改善に結びつくのでは、とは感じています。
ただ、具体的な現場での活用事例がまだまだ十分ではありません。

そこで、どんな効果・成果が出るのかを検証し、それを皆様にもお伝えするた
め、「点検管理の匠」の「モニターキャンペーン」を実施したいと思います。
内容は下記の通りです。

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■「モニターキャンペーン」内容

「モニターキャンペーン」を適用いただいた場合、
「点検管理の匠」+「点検管理の匠タブレットPC版」を含む製品をご購入いた
だいた場合、

・通常価格の15%OFFでご提供します。
・キャンペーン適用のお客様に限り、ご購入から6ヶ月後の成果に納得できな
い場合にはご返品可とします。
・タブレットPCは必要があれば一定期間、無償でレンタルいたします。
(お問い合わせください)


■「モニターキャンペーン」の適用条件

・点検業務の改善に取り組むことをお考えになっていること。

・「点検管理の匠」の導入・活用状況を1年程度随時、エコニティよりヒアリ
ングさせていただくこと。(運用支援も実施いたします)

・ヒアリング内容の一部を、ホームページなどに掲載させていただくこと。
 (社名などは基本的には匿名で出させていただきます)


■「モニターキャンペーン」適用商品

「点検管理の匠」+「点検管理の匠タブレットPC版」を含むエコニティ製品
のすべてに適用します。
(ただし、ハードウェアなどエコニティの製品以外のものは適用外です。)


■「モニターキャンペーン」期間と対象数

12月末までに「モニターキャンペーン」としてお申込みいただいたお客様。
限定10社まで。
(10社を超えた時点で、12月前でもキャンペーンは打ち切りとさせていた
だきます。)


■お申込み・お問い合わせ

ご希望の方は、まず「モニターキャンペーン」希望ということを以下の連絡先
までお問い合わせください。
ご希望の構成を確認いたします。

お問い合わせやご質問は以下の連絡先までお願いします。


<連絡先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

担当:吉村


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  3.エコニティからのお知らせ
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■タブレットの試用版について

「点検管理の匠タブレットPC版」の試用版がないのか、お問い合わせをいた
だくことがいくつかあります。
今のところ、試用版を準備していないのですが、現在検討中です。
まとまり次第発表します。

お急ぎのお客様は、デモで対応するか、こちらのタブレットPCを一時的にお
貸出しすることも検討いたしますので、お問い合わせください。


■運転時間オプションについて

今回のメールマガジン時には間に合いませんでしたが、11月下旬に「設備管
理の匠」の「運転時間オプション」をリリースいたします。
「運転時間オプション」は、過去の運転時間の取込の実施、想定運転時間を利
用したメンテナンス予定作成、寿命時間の警告などを出すことができます。

詳しくは11月26日頃のホームページ上をご覧ください。


■インターネットを利用した説明対応について

現在、インターネット経由で、PCのデスクトップ画面共有ソフトを使って、
「設備管理の匠」のご説明を実施することを検討しています。
「TeamViewer」というソフトを利用して、弊社の営業担当者のPC上でのデモ
をご覧いただきながら、電話等でご説明する、という試みです。

地方のお客様などなかなかお伺いできないお客様や、デモを依頼するほどでは
ないが少し詳しく話が聞きたい、というお客様に最適です。

ご興味がある方はご相談下さい。
(環境によってはサービスを利用できないことがあります。)


■デモンストレーションの対応について

「設備管理の匠」「点検管理の匠」デモンストレーションのご依頼に随時対応
しています。
ご希望の方はご連絡下さい。

<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468


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  4.編集後記
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先月に続き、今月も「点検管理の匠」推しのような形になっていますが、現在
その他にも商品企画に力を入れております。
設備管理を支援する、というテーマで考えていきたいと思っていますので、ご
意見などもありましたらぜひお寄せください。

ところで、エコニティの本社の最寄り駅は秋葉原ですが、いわゆる電器街とは
反対側(ヨドバシカメラ側)にあります。
いわゆる巷の秋葉原、というイメージとはちょっと違っていて、雑居ビルが並
んでいる一角です。
最近、本社の近所に「裏秋葉原」というPIZZA BARができました。ちょっと
気になったのが、この「裏秋葉原」というネーミング。どう思いますか?
確かに、秋葉原の「表」というイメージはこの界隈にはありません。
だから、「裏」ということなのでしょう。
ただ、もともと秋葉原自体に少しディープで雑多なイメージがあります。
そのためでしょうか、「裏」という語感がかえって秋葉原の本来のイメージを
増幅させるような印象で、少し面白いと感じました。
これが、新宿、渋谷、六本木あたりなどだと随分印象が違いますよね・・(な
んだか少し怖いような)。
本当に四方山話となってしまい、申し訳ありませんでした。

※今月の「北海道のうまいもん」はお休みさせていただきます。


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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