メールマガジンバックナンバー

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□■ エコニティ メールマガジン □■ 2015年2月号
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 ◎ 目次                
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1.設備情報管理のポイント(第81回)
2.お取り寄せチャレンジ(第9回 つぶらなカボス)
3.エコニティからのお知らせ
4.編集後記


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  1.設備情報管理のポイント(第81回)
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前回も設備情報管理による「保全計画の支援」というテーマの中で、「予測」
についての話でした。

設備情報を蓄積しても、それだけで適切な保全タイミングを予測するのは現実
的には難しいことです。

もちろん、確立された診断技術を利用すれば機械的な故障発生時期を予測する
ことはある程度できそうです。
しかし、広く行うには莫大なコストがかかります。

一方、過去の履歴から故障発生を予測しようにもなかなかデータが揃いません。
例えば部品の交換頻度を減らした後、故障が発生したとします。
それは、交換頻度を減らした影響だと言えるでしょうか?
1つのデータでは因果関係を特定しにくいと思います。
ましてや適切な交換頻度を特定するのは大変難しいことです。
数多くのデータから検証の必要がありますが、事業所内の特定の機器だけでボ
リューム得ることは難しいと思います。

それでは、「過去の故障履歴の蓄積」は予測に役立たないのでしょうか?

◎履歴データを人間の「経験や勘」による予測を補完するために利用する。

という考え方であれば有効に活用できるのではないでしょうか。

このような話をさせて頂きました。

今回はこの話をさらに掘り下げていきます。
「経験や勘による予測を補完する」とは、具体的にはどういうことでしょうか?
前回、3つのポイントを上げました。

・説得力を増す
・記憶を助ける
・意識が及ばないところを可視化する

まず、これらについてご説明します。

■説得力を増す-----------------

設備の状況を日々見ていると、

「ちょっと、おかしいのでは?」
「これは変え時だな」

と、思うことがあると思います。
ただ、それに対して具体的なアクションを起こそうと思ったら、お金がかかる
ことがあります。
予算が自由になるならともかく、その費用を確保するために社内の人間を説得
したり、稟議書を作ったりということも、少なくありません。

ただ、決定権者が日々機器の状況を見ていないければ、その妥当性は判断しに
くいものです。

「経験上、そろそろ限界だと思います」

と担当者が言うだけでは、納得してもらえないかもしれません。

そんな時、次のような情報があったらどうでしょうか?

「これまで、部品交換の間隔がこの程度空いたら、故障が起こったというデータ
があります」
「同型の機種でこの1年間に○回故障が発生しているので、診断を行うべきです」
「この機器の過去3年間の保全費用の推移を確認すると、更新費用に対して○%
に達しているので、更新を行うべきです」

具体的なデータを出せば、説得力が高まると思いませんか?

これは、データに基づいて計画を立てましょう、という話ではありません。
経験や勘と照らし合わせて、アクションを起こすべきだと判断したなら、それ
を補強する材料を探しましょう、ということです。

なぜでしょうか?

前述の通り一般的に履歴データは、非常に不足している可能性が高いためそれ
を主として判断するのが適切ではないからです。

もちろん、どうすべきか迷っている場合にはデータを確認して判断材料を探す
ことは、妥当な使い方だと思います。これは後述します。


■記憶を助ける------------

このコラムで何度も書いていることですが、「人間は忘れる動物」です。
うろ覚えになるなんてことは、日常茶飯事です。
自分で経験した作業でも、何年も前のことを正確に覚えているでしょうか?

ある機器の今後について予測しようというときに、曖昧な記憶に基づいて考え
ると間違いのもとです。

「そう言えば、前にこんなことがあったよな・・・」

と思っても、、実は別の機器と混同していることもあるかもしれません。

どんなことを予測する場合でも、正確な情報は欠かせません。
もちろん保全計画でも同じだと思うのですが、実際には曖昧な記憶など不確か
な情報で予測することもかなり多いようです。

ですから過去の蓄積された記録が役に立つのです。

もし、その記録が定量的に分析できたり、指標として利用できる状態になって
いなかったとしても、記録があることで記憶が喚起されます。
そうすれば、より正確な予測に近づける可能性が増えます。

気になる機器があったら、その情報を正確に取得することで、人間の判断を助
けてくれます。

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さて、もう一つ「意識が及ばないところを可視化する」が残っていますが、少
し長くなるので、これは次回ご説明したいと思います。



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  2.お取り寄せチャレンジ!
    (第9回 つぶらなカボス)
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今回は「つぶらなカボス」を紹介します。

つぶらなカボスはJAフーズおおいたで発売されている大分県特産のかぼすを使
用したソフトドリンクです。

夏に爆発的に売れた!とのことで2月に取り寄せられるのか心配でしたが無事
、手元に届き喜んでおります!

まずはボトル缶にも注目!
元々ミカンをはじめ柑橘類は好きなのですが、私の住む北海道産の柑橘類には
未だお目にかかった事が無く少しの憧れもある中
ボトル缶に印刷されたイラストに一目ぼれしてしまったのが今回ご紹介するに
至った経緯でもあります。

ほんのり甘くさっぱりしていて今までに飲んだことのない味!
さらに、中にはつぶつぶ(つぶは夏みかんとの事)も入っていてフレッシュな
食感も楽しめます。

とても美味しいだけにちょっと悔しいのが190gと少し小さめな点。。。
サントリーGokuriぐらい飲みごたえがあるといいな~と思いました。

それからちょっと気になり一緒お取り寄せしてみた「つぶらなユズ」これもお
いしいですよ!

夏にはまだまだ遠い北海道ではありますが

暑い夏につめたく冷えた「つぶらなカボス」も楽しみにしたいと思います。

JAフーズおおいたさん!このような美味しいお飲み物をありがとうございまし
た。

<<JAフーズおおいた>>
https://www.jafoods-oita.co.jp/


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  3.エコニティからのお知らせ
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■「点検管理の匠タブレットPC版」 新機能

「点検管理の匠」のタブレットPC版に、最近新たな機能が追加されましたので、
今回ご紹介します。


1)日付更新機能
これまで、タブレットPC版で点検値を入力する場合、1項目について1回しか点
検値を格納できませんでした。
そのため、例えば複数日に連続してその点検項目に点検値を入れたいと思って
も、一度タブレットPCから本体データベースに点検値を格納して、改めてエク
スポートしなおさなければなりませんでした。

しかし、今回追加した日付更新機能で、複数日に連続して同じ点検項目の点検
値を入力できるようになりました。
この結果、例えば1週間、1ヶ月データをタブレットPCにため込んで、まとめて
PCにインポートする、ということも可能になりました。

例えば、データベース本体と離れた場所で点検や検針作業をする場合に非常に
便利です。

2)複数項目の一覧入力
これまで、タブレットPC版では点検値を1画面で1つの項目ずつ順番に入力して
いく必要がありました。
しかし、作業効率を優先させたいお客様の間で「1画面で複数の点検値を連続し
て入れられるようにしたい」とというご要望が出てきました。

そこで、1画面で点検値を連続して入力できる機能を追加しました。
これにより、画面を切り替えずにデータ入力ができるため、作業の効率性向上
や、作業内容の一覧チェックによる抜け防止などが期待できます。

3月3日により配布予定ですので、
新しく試してみたいという方は、改めて資料請求画面に登録してダウンロード
していただくか、直接ご連絡ください。


■「点検管理の匠」タブレットPC版・「匠のメンテナンスタブレット」試用版
とタブレットPCのお貸出し

「点検管理の匠のタブレットPC版」「匠のメンテナンスタブレット」を自分の
持っているタブレットで試すことができないか」
というお客様は以下のURLよりダウンロードできます。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html#S5

http://www.econity.co.jp/setsubi/trial.html#tab_maint

(GooglePlayに登録されているので「点検管理の匠のタブレット」「匠のメン
テナンス タブレット」で検索していただいてもかまいません)

対象機種は、解像度1024×600、1280×800の7インチタブレット、
AndroidOS3.2以上です。
画面崩れはありますが、上記解像度をほぼ満たす、AndroidOSのスマートフォ
ンでもご確認は頂けると思います。(動作保証はしておりません)

試用版で入力したデータと連動させたいお客様は資料請求をお申し込みくださ
い。(資料請求のCDの中に、接続方法の記載があります)

※タブレットや高解像度のスマートフォンがない場合、タブレットPCをお貸出
しにも対応しています。ただし、台数が限られておりますので、貸出中の場合
にはご容赦ください。


■オンラインデモについて

「試用版を使っているけれど、使い方がよくわからない」
「アドバイスが欲しい」

などのご希望がある場合でも、デモに来てもらうほどではない、ということも
多いと思います。
そんなときに、ご活用いただきたいのは「オンラインデモ」です。
私どもエコニティで操作するパソコン画面を、自分のデスクに座ったまま見る
ことができますので、気軽にわからないところの確認をすることができます。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

http://www.econity.co.jp/setsubi/online_demo.html



<問合せ先>
Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

■ホームページ

申し訳ありません、ようやく形になってきましたので近日ご案内いたします。


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4.編集後記
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最近、あるお客様から海外(ヨーロッパ)の設備の情報管理の事情について少
しお伺いしました。
日本はどちらかと言えば、技能中心で保全担当者の技術力で設備の維持管理を
うまく回すという側面があります。
逆に言えば、担当者の個性によって対応が左右されてしまうようなこともある
かもしれません。

しかし、ヨーロッパではシステマチックに実施することが当たり前で、情報管
理などもかなりきっちり行っているようです。
情報システムもかなり普及している模様です。
というのも、担当者が管理する側にきちんとシステム化されていることを求め
ているようなのです。
一般的に言って、欧米では職能をかなりきちんと規定しているので、それが関
係しているのかもしれません。
同じ企業内で情報交換しても、海外の現地法人の管理の考え方が違っていて驚
いたとのことでした。

本当に一般化できるレベルかはわかりませんし、事情をもっとご存知の方もい
らっしゃると思います。
ただ、所変わればやり方も変わるので、色々なやり方を勉強して改善を考える
のが重要だと感じた次第です。


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■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

ブログ:http://setsubitakumi.blog.fc2.com/

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

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