メールマガジンバックナンバー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■ エコニティ メールマガジン □■ 2016年4月-2号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

===========================================
 ◎ 目次                 
===========================================

1.「設備管理の匠」「点検管理の匠」利用事例
   ~「点検管理の匠」で報告書作成の手間を軽減~
2.設備情報管理のポイント(第94回)
3.情報管理のQ&A
   ~ランサムウェアについて~
4.お取り寄せチャレンジ
   ~第21回 中華蕎麦 とみ田のつけそば編~
5.エコニティからのお知らせ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  1.「設備管理の匠」「点検管理の匠」利用事例
   ~「点検管理の匠」で報告書作成の手間を軽減~
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

このコーナーではお客様からのヒアリングを元に、「設備管理の匠」や
「点検管理の匠」の利用事例をご紹介していきます。

【お客様の概要】
工業系・医療系の化学系資材を製造しているメーカー様。
従業員数は800名ほどで、その中の一つの工場。

【ソフト利用の概要】
主に「点検管理の匠」を利用。
工場内のユーティリティーの点検データと、エネルギー検針データの管理に
利用。
タブレットPCを3台(1台予備)利用し、2名の担当者が巡回してデータを収集
し、異常があった場合には対処。
点検報告書出力機能を使い、月に一度月次報告書を出力している。

【ソフト導入の目的と効果】
もともと、紙で検針していたが、エネルギー使用量データなどを毎月グラフに
まとめて報告するために、Excelにデータを転記していた。
こうした、転記の手間を最小限に抑え、データを管理するために、「点検管理
の匠」を導入。

結果として、目論見の通りExcelの転記の手間がなくなったので、効率化につな
がった。

一方、タブレットでデータを収集するため、作業効率の低下を懸念事項だった。
当初はやはりうまく進まず、試行錯誤の面もあった。
その後、巡回ルートを整備し、徐々に作業者が慣れたことによって、現在は順
調に作業できている。

データが一元的に蓄積できるので、今後、蓄積データをもう少し活用できるよ
うにしていきたい。また、利用範囲の拡大も検討中。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  2.設備情報管理のポイント(第94回)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

前回も「保全計画の支援」というテーマの続きの話をしました。
保全周期を延ばすことができるかどうか評価するため、ある時点で故障が起こ
りそうかどうか「不信頼度」を使って推定する、というやり方を検討していま
す。
不信頼度は、ある時間まで、故障しない確率「信頼度」と対の関係になってい
ます。

ある時間の信頼度:R(t)
ある時間の不信頼度:F(t)

とすると、

R(t)+F(t)=1

という関係性があるため、信頼度を求めれば不信頼度がわかります。
仮に計算したい機械の故障率が一定だとすると、信頼度はネイピア数e
(2.71・・・の無理数)を使って次のように計算できます。

R(t)=e^(-λt)

^:べき乗
λ:故障率

このようなお話をさせていただきました。

今回は、現実的な利用方法を考えます。
まず、実際の計算について説明します。

R(t)=e^(-λt)

は手計算でできないことはありませんが、非常に大変です。
そのためExcelを利用して計算します。
Excelの関数ではこの計算を行う場合、

=Exp(-λ*t)

※λには故障率を現すセルのアドレスを入れてください。
※tは期間をあらわすセルのアドレスを入れてください

不信頼度は、以下の関数となります。

=1-Exp(-λ*t)

これで、ある期間の故障回数のデータを記録しておけば、Excelで簡単に不信頼
度を計算できます。

ただ、少し注釈をしておかなければなりません。
この計算の前提は「故障率が一定である」ということです。
故障率一定ということはランダムに故障が発生するということでもあります。
しかし、本当に故障の発生がランダムになっているのでしょうか?
これは故障の分布を確認しなければわかりません。

しかし、ある故障モードの発生件数が少なければ、分布を確認するのも簡単で
はありません。

ここで、もともと何をしようとしているのか立ち戻ってみましょう。
本稿では、定量的なデータの分析により直接的に正確な「予測」をしようとい
うことを目的にはしていません。
「意識が及ばないところを可視化する」ことで、経験や勘による「予測」を補
完するためにデータの分析を取り扱っています。

そして、今問題にしているのは

「もっと保全間隔を伸ばせないのか?」

このような課題への対処です。そのため、

「発生頻度×影響度(損害・コスト)」

というリスクマネジメントの考え方を利用しようとしていました。
つまり、リスクの比較の目安にするために不信頼度を使おうという試みです。
不正確な分析でよい、と申し上げるつもりはありません。
ただ、今回挙げた分析はそもそも、いくつかの仮定に基づいているわけです。
ですから、留保つきの判断材料ですし、それを承知で取り扱えば、非常に便利
ではないかと思います。

ある期間の不信頼度計算で得られた確率と、故障発生時によって引き起こされ
るコスト。これらの積によって算出したリスク評価は「コスト」で表現される
ので、比較などの取り扱いが容易です。
それだけに数字が一人歩きして、計算を絶対視してしまわないよう、注意する
必要はありますが、「意識が及ばないところを可視化する」という目的にはか
なっていると思います。

さて次回も、もう少しこの問題を考えたいと思います。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  3.情報管理のQ&A
   ~ランサムウェア~
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

このコーナーでは、主に情報管理やITのことに関わる、さまざまなトピックを
Q&A形式で取り上げていこうと思います。

◎質問:
「ランサムウェア」って何ですか?

◎回答:
コンピュータウィルスの一種です。感染すると、コンピュータ上のデータ等に
暗号がかかり、開くことができなくなってしまいます。
場合によっては、暗号解除するために金品を要求されることもあります。
主に不審なメールの添付ファイルが感染源といわれていますが、ホームページ
を開くことで感染するタイプのものもあるようです。

実は私どものお客様でも今年に入ってから2件も感染の報告がありました。
そのうち一つは、ハードディスクに感染するタイプで、「設備管理の匠」のデ
ータが開けなくなり、結局少し古いバックアップから戻さざるを得なくなりま
した。

OSやウィルスソフトの更新プログラムを最新のものにしておく、ということは
もちろんですが、バックアップもしっかりとることが大事だと思われます。

上のお客様の事例でも、古いバックアップしかなかったので、1ヶ月程度のデー
タはあきらめざるを得ませんでした。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  4.お取り寄せチャレンジ!
    (第21回 「中華蕎麦 とみ田のつけそば編)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

雑誌やインターネットで見かけた美味しそうなラーメンやつけめん。
食べたい!と思っても行列に並ぶのは大変だったり、現地までが遠い・・・
そんなことってよくありますよね。

そこで今回私がお取り寄せしたのが、「中華蕎麦とみ田」のつけそばです。
このお店は敢えて説明は不要、というくらい有名だと思います。
このメールマガジンをご覧の中にも、食べたことのある方は相当いらっしゃる
でしょうが、その味をご自宅で食べることができるって知ってましたか?

私は地方在住のため、お店で食べるチャンスが中々なかったので、お取り寄せ
ができると知ってすぐ、この商品を注文することにしました。

この商品を取り扱っているのは「宅麺.com」というサイトです。
つけめんだけでなく、全国の様々な行列店のラーメンが販売されています。
近頃は有名店監修のご自宅用ラーメンが色々と出回っていますが、大抵は工場
生産の麺とお湯で薄める濃縮スープの形態ですよね。
でもこのサイトで売られているラーメン、つけめんは全て

「店舗で出しているのと同じ生麺とストレートスープ」なんです!

なので麺の茹で加減で多少の差は出るとしても、お店とほぼ変わらない味なの
だそうです。これは期待せずにはいられません。

というわけでクール便で届いた冷凍状態の麺を茹で、レトルトパックになった
スープを湯せんにかけます。
トッピングはチャーシューとメンマがスープに同梱されていますが、それ以外
は自分で用意します。オススメトッピングは刻みネギと味玉子、のりであると
パッケージに記載されています。
(味玉子を作る時間がなかったので、そこは半熟玉子代用)

暖めたスープとトッピングを器にセットし、茹で上がった麺を流水ですすいで
水を切り、皿に盛り付ければ完成です。
さてお味の方は・・・

魚介の味がすごく濃い!です。豚骨ベースのこってりスープに、魚介ダシの粉
末が器の底に沈殿するほどたっぷり入っています。このこってりしたスープに、
生パスタのようにもっちりとした太麺がよく合います。チャーシューも柔らか
くて美味しいです(もっと大きいと嬉しいんですが)。
これは行列ができるのも頷けますね!

そしてパッケージにも記載されていますが、残ったスープでおじやを作ってい
ただくという食べ方も試してみたのですが、これがまたクセになりそうな美味
しさでした。スープの一滴まで無駄なく食べられるのは、自宅で作るからこそ
できる、プラスアルファの楽しみかたと言えるでしょう。

ただし1食930円(プラス送料)なので、お高めではあります。
が、交通費と行列に並ぶ時間を考えると無駄な出費にはならないかも・・・?

ちなみにこの「中華蕎麦 とみ田」のつけそば以外にもう一店、「風雲児」のつ
けめんも注文しました。こちらはまだ実食していないのですが、とみ田よりも
ややあっさりめの鶏ベースのスープらしく、こちらも食べるのが楽しみです。

もちろんお店に足を運んで食べる方がずっと美味しいのでしょうが、お店に行
けない方は是非一度、お取り寄せしてみてはいかがでしょうか。

宅麺.com
http://www.takumen.com/

中華蕎麦 とみ田 つけそば
http://www.takumen.com/products/295


―――――――――――――――――――――――――――――――――――
  5.エコニティからのお知らせ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

■サンプルデータの作成

「自分たちの設備データを使って、「設備管理の匠」や「点検管理の匠」を
試すことはできますか?」

このようなご相談を受けることが時々あります。
エコニティでは30件くらいのサンプルデータであれば、無料でのデータ作成対
応を行っています。
つまり、「設備管理の匠」「点検管理の匠」をあなたの設備に合わせて、お試
しいただくことができるのです!

より、具体的なイメージを持ちながら運用できるので、これまでのお客様から
も検討の上で大変役に立ったと喜んでいただいております。

ご希望のお客様は、

takumi@econity.co.jp

までご連絡ください。


■「点検管理の匠」タブレットPC版・「匠のメンテナンスタブレット」試用版
とタブレットPCのお貸出し

「点検管理の匠のタブレットPC版」「匠のメンテナンスタブレット」を自分の
持っているタブレットで試すことができないか」
というお客様は以下のURLよりダウンロードできます。

http://www.econity.co.jp/tenken/index.html#S5

http://www.econity.co.jp/setsubi/trial.html#tab_maint

(GooglePlayに登録されているので「点検管理の匠のタブレット」「匠のメン
テナンス タブレット」で検索していただいてもかまいません)

対象機種は、解像度1024×600~1920×1200のタブレット(スマートフォン)、
AndroidOS3.2以上です。
(タブレット、スマートフォンによっては一部画面崩れがあるかもしれません)

試用版で入力したデータと連動させたいお客様は資料請求をお申し込みくださ
い。(資料請求のCDの中に、接続方法の記載があります)

※タブレットや高解像度のスマートフォンがない場合、タブレットPCをお貸出
しにも対応しています。ただし、台数が限られておりますので、貸出中の場合
にはご容赦ください。
貸出ご希望のお客様は

takumi@econity.co.jp

までご連絡ください。


**********************************************************************
■□エコニティについて■□

(有)エコニティは2000年に設立されました。
もともとソフトウェアの受託開発などを中心に業務をおこなっていましたが、
2003年頃から設備管理システムに取り組むようになりました。
当初は受託開発の一環としてソフト開発をおこない、その後設備保全のデータ
の作成などにも関わった経験もあります。そうした経験を生かし、2005年にパ
ッケージソフトとして「設備管理の匠」をまとめ、販売を開始しました。
お客様に使ってもらい、情報活用に貢献できるようなシステム作りを目指して
います!

URL:http://www.econity.co.jp

ブログ:http://setsubitakumi.blog.fc2.com/

Mail:takumi@econity.co.jp

TEL:03-3865-1468

本メールマガジンが不要な場合には、下記メールまで「不要」の旨、ご連絡下
さい。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。

編集責任者:吉村

**********************************************************************